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2007年01月09日

駅のホームに犬が迷い込んだ(葛西臨海公園)

京葉線ナビ「ちょっといい話」
第二弾も昨年の話ですが…

いぬ.jpg

18時30分頃、若い男性客から「駅のホームに犬がいる」と。
ホームへ向かっていくと、大汗で息を切らせた中年の女性客が
「犬を見かけませんでしたか?」と。
「今、ホームにいるみたいです」と答え、一緒に駅のホームへ…。

ホームで電車を待っていたお客さまから「あそこに犬がいる」と。
そして、ベンチの側にいた、首に紫のバンダナを巻いた白い犬を保護しました。
「よかったですね。線路に迷い込んでいたら、大変でしたね」と声をかけ、
一件落着と思いました。
が、しかし!! 
この女性が「この犬の飼い主ではないんです!」と一言!!

聞くところによると、
17時過ぎに駅の前にある葛西臨海公園内で逃げてしまった犬らしく、
公園に偶然いたこの女性が、本当の飼い主が探しているところを見かけたらしいのです。

それから約一時間後、公園の海辺の方でこの逃げた犬を見かけたので
追いかけていたら、駅に迷い込んだということでした。

当然、首輪もロープもないので急いで事務室に戻り、
作業用の黄色と黒のロープを持って再び駅のホームへ…。
犬の首にロープを巻いて一旦コンコースへ。
「ひとまず、交番に行きましょう」という話になり、女性と一緒に交番へ向かいました。

「今度こそ、一件落着」と思いきや! 
交番へ向かう途中「あっ!紫色のバンダナの犬!」と、
公園から帰る人たちから大きな声が!!
「今、公園の中で、飼い主の人が一生懸命捜してましたよ!」 まず一人目。
「あっ、迷子のワンちゃん、ここにいるよ!」と親子が二人。
「この犬、さっき放送で流れて犬じゃない?」と、若いお兄ちゃんとお姉ちゃんグループが四人。
「今、この犬の飼い主がかわいそうだから、うちの嫁も一緒に探してるんです」と若い男性。

「なんだか大ごとになってるなぁ。まぁ、交番に行けば自分は解放されるだろう」と、
いざ交番へ!! しかし!! 目の前には「ただ今、パトロール中」の看板が一枚…。
「こうなったら、はやく飼い主に渡してあげよう!!」なんて、
周りが盛り上がり始め、雰囲気はこれから飼い主探しの旅へ…。

犬を連れてるのも私、ロープも駅の物、この場の空気の流れで、
無条件でメンバー入りが決定…。
中年女性を合わせて10人の捜索チームが!

「とりあえず、もう一度放送で呼びかけてもらいましょう」と
公園事務室へ急ぎましたが事務室は真っ暗です。
結局、放送は断念しました。
そこに、最後にメンバー入りした男性の奥さんと遭遇!! 
「今、海の方に向かったから、呼んで来る!!」と、飼い主のもとへ。
それから約10分後、飼い主と犬の感動の再会がやっと実現しました。

「今度から気をつけます。ありがとうございました」と、飼い主から一言。
一緒に探した人たちからも歓声が!! これで本当の一件落着!! 
やっと駅に戻ることができました。

「犬が迷い込んだ」という、日頃ではあまり考えられないことが起こりました。
これからも、業務の中で想定外のことが発生する可能性が充分にあります。
今回は大きな事故にならず、最後には笑い話ですみましたが、
これからも安全安定輸送を心がけ、業務に取り組みたいと思います。

(2006.8.24葛西臨海公園駅 当直)


これは、JR千葉支社の広報の方からお聞きした
昨年夏、「葛西臨海公園駅」で実際あった出来事です。
駅員さん、飼い主さん、乗客のみなさん総勢10名の
捜索チームのみなさん、ご苦労さまでした。
とっても、こころあたたまる気がしました。
新浦安駅の「指輪物語」といい、駅員さんのやさしさを感じました。

読売新聞に載った、新浦安駅「指輪物語」

京葉線ナビ「ちょっといい話」のコーナーをつくりました。
以前、読売新聞に掲載された、新浦安駅「指輪物語」を
もう一度紹介します。

ゆびわ.jpg

うっかり線路に… 駅員ら懸命の捜索1週間後「あった!」持ち主女性大喜び

 浦安市のJR京葉線新浦安駅で、同市内の女性会社員(30)がホームから線路に落とした結婚指輪を、同駅員らJR職員が1週間かけて捜し出した。「戻ることはないと、あきらめかけていた」と持ち主の女性は大喜び。同駅側も「大切な指輪を見つけられて良かった」と話している。

 女性が指輪を落としたのは都内の勤務先に向かう途中の7日午前8時45分ごろ、同駅4番ホームだった。ハンドバッグから取り出したプラチナ製の指輪を、左手の薬指にはめようとしたところだった。

 女性から相談された同駅は、8日午前0時52分の終電の発車を待って捜索を開始した。駅員2人が、懐中電灯を片手に、線路に敷かれた小石のすき間を捜した。しかし、暗闇の中で指輪は見つからず、駅員らは9日以降、見張りを立てながら、日中の捜索を始めた。

 9日には、女性は夫(30)とともにホームを訪れ、作業を見守ったが、雨にも見舞われ、指輪は見つからなかった。「十分にしてもらいました。もういいです」と肩を落とす女性に、内海勝駅長は「できる限りのことはさせてもらいます」と声をかけた。

 同駅では、駅員3、4人がその後も捜索を続行した。西船橋保線技術センターから職員5人が応援に駆けつけた14日午後1時40分ごろ、同センターの職員が、ホームのほぼ真下で、小石の間に「2002・6・29」と結婚記念日が刻まれた指輪を見つけた。

 「私のミスで迷惑をかけたのに、本当に感激しました」と女性。夫も「何回も捜してもらい、本当にありがたかった」と話す。

 同駅は、昨年11月にも別の女性がホームの下に落とした指輪を職員総出で捜し出した。石下一郎副駅長は「『心』が“駅是”。これからもお客様の心を大事にしていきたい」としている。

(2005年10月30日 読売新聞)


この話を新聞で読んだときから
京葉線ナビ「ちょっといい話」のコーナーを作りたかったのですが、
その他の情報集めで手一杯でした。
2007年はこういった「こころあたたまる話」も紹介していきたいと思います。
京葉線にまつわる、京葉線ナビ「ちょっといい話」をお寄せいただければと思います。